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■糸島高校郷土博物館

■主な収蔵品(1)

■舟形石棺(県指定文化財・二丈町鹿家長須隈古墳)

長須隈古墳から出土した3メートル近い巨大な石棺。大正10年ごろ発掘され、ここまで馬車で運ばれてきたそうです。県指定文化財です。

長須隈古墳は福岡県と佐賀県のまさに県境に立地する古墳です。現代の行政区分上は福岡県にありますが、地理的にはむしろ唐津湾岸域の東端に位置すると理解したほうが自然です。墳丘は1978年の発掘調査の結果、径21.5mの円墳であることがわかりました。

石棺は大正10年ごろ掘り出され、昭和35年には県指定文化財に指定されました。石棺は砂岩をくり抜いて造られています。棺身と蓋にわかれ、身が全長2.81m、蓋は長さ2.62mで、身、蓋とも小口部に、蓋はさらに両側縁中ほどに各1個ずつ、縄をかけて棺を運ぶための突起が削り出されています。頭側が幅広く深めに造られていて、棺身の内側には頭部に枕を彫りだし、一面に朱を塗るといった念の入れよう。各所に残る加工痕は工人達の苦労をしのばせます。

■鏡

鏡・剣・勾玉が三種の神器であり、これらは高い地位の人物の副葬品である。特に鏡は祭祀の中心だったと思われます。

▲内行花文鏡(森園箱式石棺墓 径10.2cm)

▲内行花文鏡(林崎古墳 径17.3cm)

▲半肉彫獣帯鏡(前原市泊一区 径17.7cm)

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