1 「糸高志学」とは
「総合的な探究の時間」に位置付けている学問の一つである。現代が抱える様々な問題について、地域社会における教育、福祉、街づくり、商工・観光、PR、農林水産業、環境などの分野を題材として、協働して課題解決に取り組んでいく学問としている。この学問を通して、生徒には、自発的な問題発見・解決能力と情報発信力を身につけ、「答えのない問題に自ら挑戦し、取り組んでいき、自らの意思で将来の地域社会を担っていく人物」を育てることを目指している。
2 糸島市役所、九州大学学生団体等との連携について(平成30年度~令和4年度まで)
糸島市役所 経営戦略部の全面協力の元、「糸高志学」をスタートさせる。
(1)平成30年度<1年生>
北九州市立大学地域創生学群の眞鍋教授に基調講演をしていただき「糸高志学」をスタートさせた。九州大学学生団体「九大水フォーラム」,「i-TOP(九大生を中心とした地域活性化団体)」の活動実践発表をいただいた。また地域課題と解決のためのポスターセッションにおいては九大学生団体「WITH-Ü(教育系のサークル)」、「i-TOP」からの講評・助言をいただいた。
(2)令和元年度<2年生>
前年度のポスターセッションの成果をより深く探究するために、「教育」「福祉」「街づくり」「住む」「PR」「商工・観光」「環境」「農林・水産業」などの各分野に分かれて、協働して模索する学習を行う中で、探究の授業時に「九大水フォーラム」,「i-TOP」,「WITH-Ü」の各団体に、助言・サポートをいただきながら活動を行った。
(3)令和2年度<2年生>
新型コロナ感染症の感染拡大の中、大幅に協働的な学習が制限される中で行った糸高志学の中間発表をオンライン動画により行い、その講評・助言を「i-TOP」の代表:松本氏からいただいた。
(4)令和3年度<2年生>
「教育」「福祉」「街づくり」「PR」「商工・観光」「環境」「農林・水産業」などの各分野に分かれて、協働学習を行う。サポーターとして「iTOP」,「WITH-Ü」の各団体に、助言・サポートをいただきながら活動を進め2月に中間発表を行い、サポート団体から好評をいただいた。
(5)令和4年度<2年生>
糸島市総合計画に基づき「未来社会で輝く子供を育むまちづくり」「人と人とがつながり助け合うまちづくり」「みんなの命と暮らしを守るまちづくり」「健康で安心してくらせるまちづくり」「ブランド糸島で活気あふれるまちづくり」「快適で住みよいまちづくり」「理系探究」「ラヂオいとしま」に分かれ協働学習を行う。サポーターとして「iTOP」,「WITH-Ü」「ラヂオいとしま」の各団体に加え、日本青年会議所などとの連携を得ることもできた。
今年度は文部科学省の「新時代に対応した高等学校改革推進事業(創造的教育方法実践プログラム)」の指定を受け、サポート体制は更に強化された。
3 糸高志学の活動紹介
(1)73回生糸高志学の報告書を公開しています。
(2)75回生の活動の様子
(3)76回生の活動の様子が「ラヂオいとしま」にて紹介されました。
①-A「医療・看護系クラス誕生!糸高発信チャンネル」糸高志学 ラヂオいとしま_A班
①-C「糸高JKが教える!120周年の糸島高校」糸高志学 ラヂオいとしま_C班
①-B「糸島の産業について考える“糸島カキ”」糸高志学 ラヂオいとしま_B班
②-A「糸高の知らない世界」糸高志学 ラヂオいとしま_A班
②-B「糸島歴史ラジオ」糸高志学 ラヂオいとしま_B班
②-C「糸高JKが教える『120周年の糸島高校』」糸高志学 ラヂオいとしま_C班
②-D「高校生だからわかることin糸島」糸高志学 ラヂオいとしま_D班